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PSAグレードの評価基準|10段階と4要素の見方を解説

「PSA鑑定のグレードは、どんな基準で決まるのか」。所有するポケモンカードを鑑定に出そうか考えるとき、評価の仕組みが分かると判断しやすくなります。基準を知れば、自分のカードがどのグレードを狙えそうかの見当もつきます。

この記事では、PSAの10段階のグレードと、評価される4つの要素を、公式が公表している範囲で整理します。数値の基準は、確認できるものだけを出典つきで示し、公式が公表していない部分は「目安」として区別してお伝えします。

PSAグレードは10段階|まず全体像を押さえる

PSA鑑定では、カードの状態を1から10までの10段階で評価します。数字が大きいほど状態が良く、最高評価はPSA10です。それぞれに称号が付いています。

グレード 称号 状態の目安
PSA10 GEM-MT(ジェムミント) ほぼ完璧な状態
PSA9 MINT(ミント) わずかな難が1点のみ
PSA8 NM-MT(ニアミントミント) 一見ミントに近い
PSA7 NM(ニアミント) 目立たない軽い傷
PSA6以下 EX-MT〜PR 使用感や傷が増える
称号はPSA公式グレーディング基準による。8.5などのハーフグレードや、真贋のみを保証するAuthenticもあります。

高く評価されやすいのは、おおむねPSA8以上です。中でもPSA10とPSA9は、見た目ではほとんど区別がつかず、専門の鑑定士がわずかな差を見極めています。グレードごとの価格差はPSA8とPSA10の価格差の記事で解説しています。

出典:PSA公式「グレーディング基準」。称号・段階はPSA公式の記載によります。

評価される4つの要素|どこを見られるのか

PSAは、拡大鏡を使ってカードの状態を細かく確認します。評価の中心になるのは、次の4つの要素だとPSA公式が公表しています。この4点を知っておくと、自分でチェックするときの視点になります。

要素 何を見るか
センタリング 絵柄や枠が中央にあるか(印刷位置のずれ)
コーナー(角) 4つの角が鋭いか、白かけや丸みがないか
エッジ(縁) 辺に欠けやバリ、白かけがないか
サーフェス(表面) スレ・傷・印刷ムラがなく、光沢が保たれているか
出典:PSA公式グレーディング基準。4要素(センタリング・コーナー・エッジ・サーフェス)を評価するとPSA公式が公表しています。

4つのうち、自分で数値として測りやすいのはセンタリングです。角・縁・表面の細かな欠点は、拡大鏡で見ないと分かりにくく、ここが鑑定士の目が生きる部分です。各要素の詳しい見方は、ポケカのセンタリングの見方の記事白かけの見分け方の記事で解説しています。

センタリングの基準|PSA10は表55対45とされる

4要素の中で、唯一はっきりした数値の基準があるのがセンタリングです。左右または上下の枠の幅を比べ、ずれた側の比率で表します。完璧な中央は50対50です。

PSA公式グレーディング基準では、最高評価のGEM-MT10のセンタリングは、おおよそ表面55対45以内、裏面75対25以内とされています。グレードが下がるほど、この基準はゆるやかになります。

グレード 表面のセンタリング(目安) 裏面(目安)
PSA10 55対45以内 75対25以内
PSA9 60対40〜65対35以内 90対10以内
PSA8 65対35〜70対30以内 90対10以内
出典:PSA公式グレーディング基準として各解説サイトが引用する値。数値は目安で、実際の判定は総合的に行われます。

なお、以前はPSA10の表面基準が60対40だったものが、2025年ごろに55対45へ厳しくなったと複数のサイトが報じています。ただし、PSAが明確な改定告知を出したことは確認できませんでした。現在は55対45が公表値として案内されているため、本記事ではこれを基準としています。

出典:センタリングの現行値はPSA公式グレーディング基準。60対40からの変更時期については各グレーディング解説サイトの記載によるもので、公式の告知は確認できていません。

数値で決まらない部分|白かけや傷の扱い

角や縁の白かけ、表面の傷については、PSAは「何ミリ以下ならPSA10」といった数値の基準を公表していません。公式の表現は「4つの鋭い角」「クリーンな縁」といった、状態を言葉で示すものにとどまります。

そのため、ネット上で見かける「白かけ○ミリで9」といった具体的な数値は、各サイトや買取店の目安であり、公式の基準ではありません。本記事でも、こうした数値は断定せず、あくまで参考としてお伝えしています。白かけの見極めは白かけの見分け方の記事にまとめました。

PSA10とPSA9の違い|わずかな1点で分かれる

PSA10とPSA9は、価格差が大きい一方で、見た目の差はごくわずかです。PSA9は、状態は非常に良いものの、小さな難が1点だけあるカードとされます。要因になりやすいのは、次のような点です。

  • センタリングのわずかなずれ
  • 角や縁の小さな白かけ
  • 表面の細かな傷や指紋
  • 表は完璧でも裏面に難がある

これらは肉眼や写真では判別が難しく、鑑定士が拡大鏡で見極める領域です。PSA9になる理由や落ちる原因はPSA鑑定に落ちた理由の記事で詳しく解説しています。CGCなど他社の基準との違いはPSAとCGCの違いの記事を参考にしてください。

自分のカードが狙えるグレードの見立て方

基準が分かったら、手持ちのカードがどのグレードを狙えそうかを見立ててみましょう。次の順で確認すると、判断しやすくなります。

出す前のセルフチェックの順番

  • まず明るい光の下で、角・縁の白かけと表面の傷を肉眼で確認する
  • 気になる箇所を10倍ルーペで拡大して見る
  • センタリングを定規やアプリで測り、表55対45に収まるか確かめる
  • 4要素のどれかに明らかな難があれば、PSA10は難しいと見立てる

ここで迷うのが、白か黒かつかない中間のカードです。角や表面の細かな欠点は自己判断が難しく、PSA9とPSA10のどちらになるかで価値が大きく変わります。判断に迷うカードは、出す前にプロの目で確認してもらうと、無駄な鑑定費を防げます。

自分のカードが狙えるグレードを、出す前に見極めませんか?

PSA鑑定は1枚ごとに費用と往復の期間がかかります。出す価値があるカードかを見極めてから申し込むと、無駄な鑑定費を防げます。日本語で手軽に申し込める鑑定代行サービスの比較は、次の記事でまとめています。

PSAグレード基準に関するよくある質問

PSA10とPSA9の違いは何ですか?

PSA9は、状態は非常に良いものの、センタリングのわずかなずれや小さな白かけなど、難が1点だけあるカードとされます。肉眼では判別が難しく、鑑定士が拡大鏡で見極める差です。

センタリングの基準は何対何ですか?

PSA公式グレーディング基準では、PSA10の表面はおおよそ55対45以内、裏面75対25以内とされています。以前の60対40から2025年ごろに厳しくなったと複数のサイトが報じていますが、公式の告知は確認できていません。

白かけが何ミリあるとグレードが下がりますか?

PSAは白かけの数値基準を公表していません。ネット上の「○ミリで9」といった数値は各サイトの目安であり、公式の基準ではないため、断定はできません。

評価されるのはどんな要素ですか?

センタリング・コーナー(角)・エッジ(縁)・サーフェス(表面)の4要素を、拡大鏡で評価するとPSA公式が公表しています。

まとめ|基準を知れば、出す判断がしやすくなる

PSAグレードは10段階で、センタリング・角・縁・表面の4要素で評価されます。数値の基準があるのはセンタリングだけで、PSA10は表55対45以内とされています。白かけや傷の細かな基準は公式非公表のため、ネットの数値は目安として捉えるのが安全です。

基準を理解したら、手持ちのカードが狙えるグレードを見立ててみましょう。迷うカードは、出す前の準備の記事を参考に、無駄な鑑定費を避ける判断をおすすめします。

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